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人間になればよかった...
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久しぶりのS先生のバレエ教室。相変わらず、きつくて楽しい稽古が待っていた。身体が痛い。足の付け根がちぎれそう。同じ動作でも、やっているうちに微差でよくなっていく。へとへとになりながら、何回も挑戦する。次こそは、次こそは、と思いながら、結局はやっぱり出来ないものだから、来週こそは出来るようにと、また同じ事を思ってレッスンを終える。
夜、自宅にお母さん友達が来て、色々な相談事を聞いた。頭の中で、声がぐるぐるしている。今夜は休もう。
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胃が痛いのか、心臓が痛いのか、体の中心部が痛みだしてから一ヶ月くらいになるだろうか。袋に金貨を隠しているみたいに、たえずお腹をさすっている。痛いうちは頭がしゃんとして、考えようによっては時間を有意義に使えるのだから、いいのかも知れない。
精一杯、あちこちの義理を果たそうと思うが、いい人だったけど死んじゃったね、と死後に言われそうな位、最近は角がなくなってしまった。いい人になれた所で、何の益があるだろう。悪い奴の便利ということで、本当にそれ以外意味はないと思う。弱い人といい人は混同されやすい。弱さを人に誇る事もまた、同じように意味のないことだ。
美しい世界と反転してすぐ真隣に、この持ちきれない世界があるようで、道ばたのアスファルトを突き割って生える草にも、靴の裏で踏んでいくのが、怖ろしい気がする。
テレビを消したら心は平静になったが、戦争はまだ続いている。今日はストレッチ教室に行った。黄色いドアを押すと、下り階段があった。暖房のきいた稽古場で、B先生が一人でストレッチしていた。
日常経験していること。希い、幸福、何に対して。何処と比較して。見知らぬ国で微塵になって死んだ子。私の直ぐ目の前にある、小さな憎しみと、何のつながりがある。
風のない静かな庭を見ながら、自分の運命を考える。考えれば、こんな未来を思ったことが、昔、一度はあったような気もするのだ。
恒例行事のように落ちこんで、原稿を送った後、もう仕方ない、と思う。駄目なら直せだ。勉強の本を鞄に詰めて、夕方、東京に戻る。
一日中部屋に籠って仕事。義母と娘に事情を話したら、二人で外出してくれて、時間をプレゼントしてくれた。協力してくれる家族のお蔭で、原稿の修正は無事に提出できそうだ。しかし、試しに印刷した自分の脚本が、どうにも辛い、あんなに苦労したのにと読み返して落ち込む。映画を観ている本数が全く足りていない、人間も見てない、人の会話も聞いていない、この歳になってもこんなものしか書けないなんて。
昨夜、茨城に着く。今朝おぬま弟さんの第一子誕生のお祝いがあり、茨城の家に親戚の方が大勢集まった。手作りのお赤飯、漬け物、お茶菓子などをテーブルに並べる。わたしも早起きして天ぷらを揚げた。お客さんに天ぷらを出すなんて、不安で震えあがったが、煮えたぎる油を凝視しながら、日頃の研究の集大成だ、ピンチはチャンスだ、天ぷらの心を読むんだ、と思う。天ぷらが暑がっている。今だ。丁度いい頃合いにサッと揚げて、義母を安心させることが出来た。
大勢のお客さんを迎える機会は、いい勉強になっている。お茶淹れ、挨拶の仕方など、人前でやってみると、出来る事と出来ない事の差がはっきりする。毎日を大切に暮そう。そうして、試練の時間を落ち着いて迎えよう。
夜に書き仕事。明日は本当に正念場だ。
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