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人間になればよかった...
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私の人生の宿題はあまり分厚くなかった。何故かは判らないが、机によって厚さの違う宿題が用意されていた。自分の前のをひらいてみると問題の難易度は私の実力より上で、ぎりぎり解けない問で出来ていた。隣の人と見せっこしたが、隣の人の本はまったく違う問題が書かれていた。
昨夜そんな夢を見た。水色の薄い紙で出来た表紙だった。
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先細りして苦しいけれど、この道しか無い。振り向くと足跡がブレているが、しばらく待てば、風でその足跡もさっぱりと消えてしまうだろう。やるだけやって、いよいよ駄目なら、それまでの人生だ。
外の様子が判らない。極小の点に閉じ込められている。
今日は茨城。風のない灰色の空から雪が降ってきた。九才の娘は大喜びで、つもる間もなく溶ける結晶を掴まえようとする。どんどん、いくらでも降ってきて、髪も顔も雪だらけになってしまった。雪の道をさかさに上って、この感情の正体を知りたかった。
不幸も心の居場所に違いない。解消されて空洞になると、代りになる不幸を探して、ほとんど気が違ったように穴を埋めようとする。長く執着すれば、かかった時間だけ捨てるのにも勇気がいる。小さな不幸を手放さずに、幸福を確認する時の手がかりにしている。不幸の効能を考えている。
わからなくなってきた。歪んだ自分が自分であるのなら、一層わからない。
実家の父の名前で小包が届き、開けてみると私への誕生日のお祝いが入っていた。去年も同じ事があり、2回目だ。宛名書きの字から見ても、手続きは母がやってくれたに違いないのだが、父なりに自分に気を遣ってくれているのが判る。わたしは父を恨んでいた、恨んでいたんだな、と思う。はっきり寂しかった、父の眼中になく、幽霊のように暮らしていた18年間は辛かった。小包を見て言葉として頭に浮かんできた。同時に、もうそれを自分に隠さず、出来る範囲で父への感謝と御礼を伝えよう、と、やっと考えた。理由が判ったとか判らないとか、もういいと思った。父に御礼を言いたいと思った。
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