娘の学校公開日。図工の授業を参観した。はじめて、いい授業だなあと思う授業を見た。真剣勝負で子どもに教えていた。叱る、というのはこういう事なのか、と思う、愛に溢れた授業だった。はじめての彫刻刀での授業、ということだったが、子どもに刃物を持たせる事への教師の責任、というのが、並の覚悟とは全く違っていた。大人の自分でさえ、怖くなるほどの真っ向勝負だった。優しそうな事は言わないし、少しでもふざけた態度を取った子には厳しい態度で臨んでいた。伝えている事は愛情そのものだった。この先生は今年で退職が決まっているそうで、本当に残念に思った。
すごい人が、日常にたまに、ぽつん、と紛れている。なんだか、傷つく。嬉しくて怖くて、自由に放り出されたようで、帰り道の足がよろつく。
すごい人が、日常にたまに、ぽつん、と紛れている。なんだか、傷つく。嬉しくて怖くて、自由に放り出されたようで、帰り道の足がよろつく。