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人間になればよかった...
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相棒によって二週間、有料駐輪場に留められていた為、自転車はタイヤの空気が抜かれ、ライトのみ盗まれていた。それでも戻ってきたのだから本当に良かった。
今日から娘の新学期(正式に言うと二学期制なので、一学期の途中、という扱いだそうだが)。小学校では新型インフルエンザの警戒を強めていた。登校初日は毎年、災害対策の訓練で、保護者が学校に子供を引き取りに行くのだが、校庭に全校生徒と全保護者が整列し、校長が喋っている間も、お母さん達は私語にふけっていて、大変に騒がしかった。先生達の冷たい目線を感じた。私はこの日常と暮らすのだと話し声を聞きながら考えていた。心に自由を。
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一年がかりで貯めた『おきなわばこ』も空箱になり、また99ショップで働く日々へ戻ってきたのだけど、朝起きて出勤しようと外へ出たら、いきなり自転車が盗まれていた。マンションの駐輪場をあちこち走り回りながら、ない、ない、と頭が真白になって、バイト先にどうやって行ったらいいのか、涙目になって家に戻ると、寝ぼけ眼の相棒がタクシーを駅前で拾ったら、とアドバイスしてくれたので、再び路上に出て、むやみやたらに手を振って、1790円、いつもと同じ時間に店前へ連れて行って貰った。
本日の給料の半分以上失ったけれど、遅刻しないで良かった。これが仕事というものだと思う。帰りは、適当な目的地のバス停がなかったので、1時間ほど歩いて帰ってきた。あとで相棒に朝のお礼を言うと、相棒は礼には及ばないという風で、もしかして隣の駅にオレが忘れてきたかも知れない、と静かに立ち上がり、夕方に出かけていった。そして、深夜に手で押して帰ってきた。
東京の自宅に戻る。窓を開け放して厖大な量の洗濯物を干していると、風が涼しく感じられる。この小さい部屋を守っている自分は、沖縄のやどかりと同じだなと思いつつ、結局わたしはあの場所で、この場所でこうする毎日の『つづき』を考えていた気がする。沖縄の海はあまりに美しすぎ、故郷の灰色の海と比較して、随分とまた寂しい所で育ったものだ、と自身の環境を振り返らずにはいられなかった。海、という言葉のひとつにも、これだけの色の開きがあるのだから、字の広大無辺な世界を歩く為に、もっと沢山の事を知らなければ、と考えた。故郷も続いていく、沖縄も続いていく、あそこで会った人達もずっと続いていく。
またここに来る日はあるだろうか。夢のように綺麗な海だった。
北海道と沖縄に行って思ったことは、どんな楽園で暮らしたとしても、自分の道からは逃げられないという事だった。



シュノーケリングを初めて体験した。透明な海中に、カラフルな魚達が本当に泳いでいた。食い入るように夢中で見ていたら、口に塩水が入ってきて、ぶーっと吹いても、吸いこんだら戻ってきて、浅瀬で溺れそうになった。
最後の夜、今書いていたら雨がザンザン降ってきて、てんやわんやな大騒ぎだ。



北海道と違って、沖縄の海はほとんど匂わない。今いる宿泊施設の背後は海岸になっていて、波音が夜通し聞こえるのだけど、潮風もベタベタしないし、窓を開けても、蚊のような虫は殆ど寄ってこない。こんなに緑が多い場所なのに、と不思議でしょうがない。
今日は水族館に行ってきた。新型インフルエンザを警戒して、大勢のお客さんが白いマスクを付けていた。おっかなびっくり、魚達を見た。



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