娘の友達が遊びに来て、今日クラス内でふざけが過ぎて、複数の友達から頭を酷く殴られたと相談を受けた。どれだけ叩いたら痛がるか、という実験台にされて、最後には全力で殴ってきた男の子が2人いたという。どうしたらいいか教えてと相談されて、先生に話さないと駄目だよと答えて、娘とその子と3人で放課後の小学校へ行った。担任の先生は運動会の準備をされていた。西日の傾く手洗い場で先生は子供達の話をじっと聞きいり、何かを考えているようだった。先生と立ち話して、今回の件は明日クラスで話し合うこと、授業が進まない点については、来週の運動会が終わるまでは現状のままで行くという考えを聞いた。
校長に毎回来てもらう訳にもいかないですしと先生は言った。
校長に毎回来てもらう訳にもいかないですしと先生は言った。
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見事な秋晴れの日。朝、義父のお墓参りに行く。何台もの車がお墓の敷地に停まっていた。枯れた花を取り払って、生命に満ちた新しい花束を活けた。家に帰ってから、色づく手前の柿が鈴なりにぶら下がった木に、鳥よけの網をかけた。毎年食べ頃になるとカラスがつつきに来る。ぐみも、さくらんぼも、その季節毎に食べられている。
東京の自宅に帰って、書き物の仕事をする。相棒に脚本の手直しを頼まれて、昨日から取りかかっている。こんな良い天気の日に、何人殺すか、殺され方はどうするかを考えている。娘と中華屋さんでラーメンを食べて、夕食を作る手間を省かせてもらった。手をつないで月の夜道を帰ると、関連性を持たない目に見える現象が、自分の心だけが繋いでいる事を思う。こんなでたらめな繋ぎ方をする、心の在りようとは何だろう。
東京の自宅に帰って、書き物の仕事をする。相棒に脚本の手直しを頼まれて、昨日から取りかかっている。こんな良い天気の日に、何人殺すか、殺され方はどうするかを考えている。娘と中華屋さんでラーメンを食べて、夕食を作る手間を省かせてもらった。手をつないで月の夜道を帰ると、関連性を持たない目に見える現象が、自分の心だけが繋いでいる事を思う。こんなでたらめな繋ぎ方をする、心の在りようとは何だろう。