向き不向きでいえば、こんなに不向きもないけれど、アルバイト先を探す事にした。
キシタケくんとタールマンが働いている店の店長さんに電話して、明日面接してもらえる事になった。去年作った履歴書からまた一つ歳をとっていたので、新しい紙を1枚抜き出して、なるべく丁寧な字で書き直した。以前撮った証明写真を貼り付け、しばらく眺めた。私はアルバイトの面接で受かった事がまだなかった。二回受けて落ちたので、それ以後、こういう事は諦めて、書き物の世界に入ってしまった。落ちた時の理由を思い返すに、相手の目を一度も見なかったせいかと思うが、本当の所は判らない。
駄目だった時でも、殺される訳ではないだろう。
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