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人間になればよかった...
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今日から娘は夏休み、娘も相棒もそれぞれの用事で外出したので、ひとり家に残って洗濯をした。かなしい気持がぬぐえない。おとなしく時間にハンガーをまかせて、日記もこれで終わる。
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朝、H町駅の親しい友人に会いに行く。以前から二人で約束していた事を、私の境界線を彼女が止む得ない事情で越えてきた。とうとうこの日が来たんだと思う。お互いにお互いの顔を眺め、呼吸をうかがい、交渉上手の彼女は、何も言わないでこちらを見つめてくる。彼女は全神経を使って考えている。二人で溜息をついて笑った。あんまり辛い事実があると、人は結論を先延ばしする。三日後に結論をのばして、また会いに来るということにした。約束だからその後はもう支援出来なくなるよ、と話すと、それは判ってると彼女は頷いた。
実家の北海道に今年は行かないということになって、なにか気が抜けたように暮らした。茨城が決して嫌いではないけれど、本州の夏は暑すぎて、照りつける太陽を見ていると、気が狂いそうになるのである。一度でもあのひんやりした土地で、夏なのに寒くて泳げない灰色の海と、草しか生えていない誰も通った形跡のない丘を、心ゆくまでぼうっと眺めてみたかったのである。でも仕方がない。今年は太陽と闘う。今年は、家事や料理、子供達の相手、お盆行事の手順など、去年より手際よく出来るようにしよう。うまくいけば自分の胸にも本州の太陽が根付くかも知れない。
そんな訳で、今夜の献立はサッポロラーメンを作って食べた。
今日も娘と喧嘩した。八歳の娘が、どんどん大人になっていく。娘の核は、すでに私の圏から離れようとしている。母親だけが光源ではない。この先、互いが見えなくなるまで離れるのだなと思い、初めての不安を感じる。子供が出来てから一度も知らない感情だ。人間が人間を産んだのだから、歩いて去っていくのは当たり前の話なのだ。しかし、その速度を目の当たりにすると、もうお母さんのことは必要ないのかと、小さい背中に声をかけ、手をひいてしまいたくなる。
小学校の三者面談があり、担任の先生に娘の様子を聞いた。そうなんですか、を50回くらい繰り返して一生懸命聞く。娘の小学校では二学期制が導入されて、夏休み前にも通知表などが配られない。十月半ば位に突然二学期が始まるそうで、メリットデメリットがよく判らない新システムだ。夏休みの宿題も、学校からの宿題は出ませんので、個人で課題を決めていいです、との説明、なんだか拍子抜けして、返事した。そうなんですか?
朝、H町駅の友人からメールの着信。要返事の内容。今日はお母さん友達のNさんを自宅に招く予定だったので、H町駅の友人には会いに行けないと告げた。お昼に、自宅にやってきたお母さん友達のNさんに、パスタやサラダをふるまい、手作りしたチョコレートのムースを一緒に食べた。日常生活のどこかが麻痺し、感じなくなっていなければ、近付きすぎてレンズの焦点が合わないように、健康に暮らしていくことが出来ない。
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