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人間になればよかった...
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ここは閉じられた場所で、途方もない大海に乗り出したい訳でもない。ネットが相互作用的なのは環境としてはそうかも知れないが、社交はあるかも知れないが、個人の領域まで開放される訳がない。書く事に特別な思いを託すことなしに、日常の延長で考え、指を動かせばそれでいい筈だと思う。多分、私はこのやり方に行き詰まっている。気短な私は、本の最後のページだけを盗み見するように、溜まってきた断片の結論を知りたくなってしまった。
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H町駅の友人が自宅に来てくれた。H町を引き払ってN町にいるというので、今度からはN町駅の友人と書くことにしようかと思う。会う度に水を吸い込んで再生していく植物のように、彼女は変化し続けている。人の領域には、端からはどうしても判らないものがあるようだ。長い付き合いだけど、私は彼女に何が起きたのか、正直判っていないのだと思う。
また台所で煙草を吸って、夕暮れ時に手をふって帰っていった。
午前、午後、真夜中。
暮らしの雑事しかしなかった。気が抜けた。
茨城と東京の空、ガー、と移動する。
疲れて、布団の上で少し休んでいたら、意識が溶けていった。眠って、眠りながら、いつも行く、いつもの場所に出た。話している相手が夢だと気が付いて、あっこの人はと思ったら、相手がニヤッとした。起きられたと思ったら、深夜と朝の中間だった。
朝になったらまた、12月の続きが始まる。自分は少しも変化がないのに、時間が背中を押していく。時間にひっかき傷を作って、痕跡を残しているかのようだ。
同じ質の夜に苦しむ。ここには、以前もきた。これからも来る。時間の輪郭と世界は何の音もしない。同じということ。ここにしか私の本当がない。
小学校の体育館で、全学年の保護者を対象にしたストレッチ教室があり、友達のYさんと参加した。六十人くらいのお母さん達に混じって、体育館で寝そべっていると、高い天井に白いライトがついている。寒いなあ、と思う。今日はものすごい強風で、窓から黄色い枯葉が斜めに巻き上がっているのが見えた。子供達は半袖短パンで、外で体育をやっていた。ストレッチで膝を伸ばしたままじっとしていたら、あちこちから、痛い、痛いとお母さん達の声があがった。
終了後、お昼にYさんとファミレスで食事をする。風で外の旗が、こつん、こつん、と窓を叩いていた。食べおわった後に外に出ると、駐輪場に並べられた自転車が全て倒れていた。ドミノ倒しの一番最後になったのが、私の自転車だった。
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