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人間になればよかった...
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綿
綿のように、始まりもなく終わりもない普段の暮らしの中で、ものに区切りをつけていくことの難しさだ。流れる時間を、出会うままに記録していたら、心の思い出は、混乱したまま、無意味な走馬灯の幻燈を、見ることになってしまうだろう。
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昨夜、茨城に来て、今日から静かな暮らし。
不正直になった。こうしていてはいけない、という信号は出ている。だけど、現実を真直ぐに横切れば、殺される事も知っている。さんざん暗い事を考えた後、匙を投げる。投げた匙、壁にあたって落ちる。
圧倒的に真実である世間の毒を飲み干そう。身体の中で、化学反応を起そう。どうやって折り合いをつけるか、そんなことは知らない。
夢は消えてしまった。いつもの朝。
S先生のバレエ教室に行く為、電車を乗り継いでI駅へ。駅前広場の桜の枝にわずかに花がついている。笑っているように咲いていた。
教室できつい稽古に没頭する。身体の芯に筋力が戻ってきた感じがする。この指先も私の身体、足先も私の身体、動けるって、いいなあと思う。
朝ストレッチ教室に行く。まだ夢の途中にいるらしく、ふわふわと実によく踊れた。家に帰って鏡を前に練習していると、相棒が、落ち着け、と言う。ここ数日手が回らなかった部屋掃除をして、洗濯物を片付けて、暮らしの体勢を整えた。確かにあった筈の夢と暮らしの接点が遠ざかっていく。宇宙飛行士が地球に帰還する時、重力のすさまじさを体感するそうだけど、夢が醒める落下速度も、なかなかせつないものがある。
原稿が無事に書けた。今回は難産、終われないかとさえ思った。
朝、小学校の旗振り当番の日。二日徹夜して、紙みたいな白い顔をしている。化粧を乗せるとゾンビみたいだと思ったが、その姿で横断歩道で旗を振った。歩いてくる子供達は、礼儀正しく挨拶を返してくれる。恥ずかしがっていたゾンビもなんとなく嬉しくなり、声を大きく出せた。
娘は終業式、通信簿を持って帰ってきた。暮らしも仕事もつながって、きっと本当は区別のないものだ。そう思うことは、日常をきつくするのか、仕事を楽にするのかは判らない。
これは一体、なんなのだろう。
日常と夢が完全につながっている。
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