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人間になればよかった...
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自分と対話する時は、せめて自分の胸の内だけでも、本当のことを隠さず考えておくようにする。
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自分も人から見れば不可解で、何を考えているかを、相手の人達は探したり誤読したりしていた。そういう当たり前の事を、この歳で発見した。一生気付かないよりは良かった。余計な手間をかけさせないよう、日頃から自分で不可解に映りそうな態度を取り除くのは重要だと考えた。この小さな結論は、実行するのは難しい、でも目に映る景色がいくらか違ってきたような気がする。
空き部屋だった真上の階の方が入居されて、引越しのご挨拶に来て下さった。何でもないようで気の張る事だから、配慮がとても嬉しかった。
小沼弟さん宅に義母の親戚一同が集まって、初節句のお祝いがあった。筍は薄味に煮られて美味しい料理になった。自分も給仕をした。そつなく、音を立てずにやりたいと思うのだけど、忍者めいた不自然な動きになって、どうも何かが変だった。
夕方、東京行きの特急電車に乗る。同じことを何遍でも何遍でも繰り返して、今日も車窓眺める。
自分としては苦しかったけれど、ここ数日考えた事は無駄にならないと思えた。私もきっと不可解な一人の人間として、街を歩いていた筈なのだ。巨大な夢の奔流などは当然ない。小さな私が歩いていた。他の人はそれぞれ自分だけの道を歩いていた。奔流として生きる事なんか誰にも出来ない。私もその人達と何の違いがあるだろうか。

茨城に来る夜、別の暮らし。親戚に筍を沢山いただいたとのこと、夜中に15本の泥を落とす。ここには、何者でもない暮らしが待っている。空想人の自分などは、役に立たない。
終わりは終わり。それがどうした、の世間の正直さ。自覚はある、世間一般では間違いなく、私の苦しさは余計者の苦しさだ。
相棒の仕事が撮影初日。いい映画が出来ますように。
木曜日、I駅へ向かう電車に乗る。ドア故障とアナウンスの後15分位停まっていた。ドアの窓から街が見える。死を知らない訳じゃない、どうなるかは何もかも判っているのだ。多分その状態は、今自分が想像している形そのままだと思う。周囲の大切な人達も例外ではない。終わりは終わりだ。そうとしか言えないものだ。
馴れることだと思う。無くしても平気でいることだと思う。この先は、思うほどに嘘となり、浮遊してしまった。
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