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人間になればよかった...
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めまいがするほど暑い日。猛暑の中、自宅に友人が9人ほど集まってくれて、昼から夜にかけて長距離走みたいな飲み会があった。ご無沙汰だった人も訪れてくれて、久しぶりに近況を聞いた。お酒で酔い騒ぐというよりは、茶話会のように床に車座になって、喧嘩もなく、地味に花が咲いた。
時は平等だなと思う。話していると、不思議な感じがする。あれっ、なんで皆、歳をとってここに座っているの?という感じ。
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なんだかスッキリしない。I駅の美容院に行って、髪を切って貰った。床に沢山の髪の毛が落ちた。いつもの店長さんは同時に3人の客を相手にしながら、時折戻ってきては、ニコニコして、じょきじょきと切った。

字を見るのが辛い、賭けない、書けない、のサイクルをずっと繰り返している。今の時代、本気になった事に結局敗れて、三流、戦力外としての自己を再確認するということは、よくある事かも知れない。でも自分は、字が辛くなると、何を考えていいのか自分が判らなくなる。氾濫する情報を真正直に受け取って、私は病気のアメーバになりかかっているのかも知れない。
私というのは偏りだ。偏っていい。千回やらないと後悔する。でも、いつになったら進歩があるだろう。
私は鏡になって、相手をさらに美しい姿に変えて、
映した。
その人の目は、私を素通りして、映った自分を見た。
そして、点検した。
バレエのS先生が客演で舞台に立つというので、1幕だけ観るつもりでA子さんと会場へ向かった。習って随分と経つのに私は生の発表会というものを見た事がなかった。集まる客は家族や知りあいが大半で、出演に十万、二十万はかかって当然というバレエ教室事情の『常識』には馴染めないものを感じていた。勿論そうであっても一向悪くはないけれど、自分はなんとなく足が向かなかった、今日はS先生とA子さん、という気安さで、行ってみる気になっただけで期待はしていなかった。
これが、予想外によかった。舞台装置も美術もいくらかかったのか、巨大な森の背景の中、子供達が皆、操り人形のように揃いの衣装で踊っている。S先生もいた。上級者ばかりの『眠りの森の美女』では、主役も脇役もプロの技量とは違っていても美しく、素直な気持で拍手を送ることが出来た。出来るだけ最良の舞台を創る、というのが教室の良心なら、なるほど、バレエにはお金がかかる、ということがよく判った。
一幕の筈が、とうとう最後まで観てしまった。三時間もいたことになる。駅へ向かう途中も、心はまだ舞台のことを考えていた。「良かったね、面白くて……」とA子さんに言うと「面白かったですね……」と答えた。私達の教室には発表会がないから、人前に立つ機会はなさそうだ。A子さんも物思うことがあったのかも知れない。
朝から皆既日食の中継でテレビが騒々しかった。完璧な中継画像で、野次馬的に観たにもかかわらず、その一瞬は感動的だった。闇の空に太陽の輪だけがあった。75パーセント欠けとなる東京の空を期待して見たが、窓外に変化はなかった。ぼんやりと明るい空に小雨が降っていただけだった。
当日雨に見舞われた悪石島を観測の場に選んだ方達は、なにやら散々な言われようだけれど、たとえ暗くなっただけの体験でも、ハイビジョンの画像を見る私よりは遥かに良く、直に受けた肌感覚は比べようもないと思う。不運不運とからかう人達も、最高の画像は見たとしても、疑似体験に過ぎないのに、なんで笑うかな、と思った。
どうにも身体が重たい、低空飛行の日。全回復という訳にはいかなくても、少しでも有意義な事をしようと、陸のあざらしのように這っていって、引き出しの中を片付けた。見回すと、引き出しは家のあちこちにあるものだ。我慢のゴルフ、一打、一打を大切にしてパーをつんでいきましょう。とテレビで聞いた気がする。宝探しの日だと思えばいい。
夜遅くに娘と買い物に行く。ゴルフボールのような杏が山積みになって売っていた。
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