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人間になればよかった...
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一日中、外は冷たい小雨。せっかくの週末なのに草刈りが出来なくて、時間が惜しいなと思う。来週になるまで、つかの間の眠りをむさぼるといい、草達よ……。今日は休息と割り切ることにした。
久しぶりにTVゲームでもと、壊れかけの初代プレステーションを繋いだら、動いた。古いソフトで遊ぶ。敵と銃撃戦をしたり、爆弾を仕掛けたりする隣で、娘が声援を送ってくる。「ママ、やっつけろ!」もしかして、娘の精神に悪い影響を及ぼしてしまうのだろうか。自分が子供の頃はファミコン全盛期で、毎日テレビの前に座っていた。視力は下がって眼鏡だった。自分の頭は悪い価値観で充たされていた訳だ。でも幸福だった。優れたゲームに対する恩というか敬意は、大人になった今も変らず持っている。顔も知らないゲームクリエイター達には御礼が言いたい。
自分は直の人間関係より、ジャンクな創作物(テレビ、漫画、ゲーム)で感動を養われた側面はあると思う。高尚な小説や映画とも接したけれど、子供の時に沢山見聞きしたものの影響は計り知れない。架空の世界はいつも、ちょうどいい難しさで出来ていた。……
気がつくと、ゲームはエンディングを迎えていた。主人公はアラスカの広野にスノーモービルで旅立っていった。そして、夕方だった。面白かったけれど、実際の自分は、モービルに置いていかれて、テレビの前にひとり。
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朝、寝ぼけた頭で小学校に向かう。他の役員さんと和室に集まって、座ぶとんにカバーを付けるお仕事をする。数日前に参加した和室清掃の続きだ。集団と心を合わせて、落ち着いて仕事をしなければと思う。目の前にある座ぶとんを睨んだ。手を高速で動かす。丁寧にかつ素早く……前向きに取り組むと、全然疲れない事が判明した。「疲労の8割は感情から来る」と以前本で読んだけれど、その通りだと思う。そうだ、なんでも楽しんでやればいいんだ。リラックス、リラックス。今日は上手に参加出来た。
楽しんでやれば、今までの二倍は身体が動くようになるだろう。悟りを得たかのような気持で、気分高揚して帰宅。家事仕事を続け様にやったところ、やはり感情から来るだけではないらしく、実際疲れていた。夕方に結局、ぐうぐう寝た。安定した心が欲しいところだ。
夜、いつも通り茨城に出発。追加分のえひめAIを持っていくと喜ばれた。おぬまお母さんは、お風呂の床が本当につるつるになってきた、と真顔で言う。おぬま弟さんのお嫁さんにもお分けしたいと言う。意外に活躍している、謎の水。どんどん作って、また持ってくる約束をした。
ぼーっとした精神状態。電車を乗り継いでI駅のバレエ教室に行く。こちらのS先生の指導は、肉体的にきっちりと運動するので、きつい。汗がぽたぽた落ちる。足がもっと曲がるといいな。帰り道は、ふらふらになっている。道路に布団をしいて眠りたい。
美しい時間は確かにあるのだと思う。ただ私の場合は、それが日常の暮らしとまるで繋がらないのが問題なのだ。非日常として経験される美が、日常を暮らすにあたって迷いを深くする。その瞬間以外を膨大な待ち時間のように思ってしまう。感動そのものが、元々、贅沢品なのか、私にはまだ判らない。
どのような心がけで暮らしたらいいのだろう。末広がりの日常?世界が広くて気持ちいいと思える子供のような生き方?……余計に迷っていくような気がする。
夜は、家族三人で外出。こじんまりとした店でラーメンを食べた。店の人がコップの水をやたらに持ってきてくれ、テーブルの上に8つも並んだ。不思議な店だった。
親しい友人に会う為、電車を乗り継いでH町駅に行く。お馴染みのコーヒーショップで、同じコーヒーを頼み、同じ銘柄の煙草を吸いながら、細々とした相談事を聞く。もちろん楽しいが、油断はしていない。心配しすぎないよう、無頓着にならないよう。
呼吸をするように、自然に考える。彼女の過去を否定してはいけない。彼女の性格を変えようとしてはいけない。自分は自分のまま。彼女は彼女のまま。
彼女は、自分の生涯の友達になるのかなと、今日、初めて考えた。
今日辺りは大分寒くなってきた。セーターどこにしまったかなあと思い、収納棚の一番奥の整理をした。段ボールをあけると、おお、宝の山。去年の洋服達が下手な畳み方のまま出番を待っていた。引っ張り出すと、去年着ていた筈の服なのに持っていた事を忘れている。プレゼントをもらったみたいな嬉しい気分だ。別に自分のだけど。
そのセーターを着て、近所のストレッチ教室へ歩いて行った。道の途中の空き地には先週まで沢山の蝶が飛んでいたのに、今日は半分以下の数に減っていた。生き残った蝶達はまだ楽しそうに飛んでいる。
レッスンに来ていた生徒さんは5人だった。B先生の指導で身体をゆっくりとほぐしていく。情熱とはもしかして血のことなのだろうか。体温が上がっていくと、気も強くなっていく気がする。続けていったら、書く事が好きなこの性格も変わるに違いない。文章の為にバレエを辞める日も来るのだろうか?
来月からバレエレッスンも予約制で出来ますとB先生が言う。参加しようか迷うが、これ以上バレエ浸かりになったら、趣味の範囲を越えてしまうだろう。体温上がりすぎなのか?
前髪が目にかかる。髪の毛を自分で切れたら楽だなあ、と思う。健康体の現在、身体の手入れでどうしても専門家の手を借りなければならない部位は、髪だけだ。顔の印象を大きく左右するにもかかわらず、全面降伏して身を預けるのは、なかなかの賭けではないだろうか。もし別人の雰囲気に仕上がった場合、鬱々とした暮らしが一ヶ月は続く訳だから。
電車を乗り継いでI駅の美容院へ行く。いつもカットをお願いしていた店長さんは、先月交通事故に遇っていたらしい。幸い命に別状はないそうだが、黄金の右手を粉砕骨折したと聞いた。この人のカットする手つきはいつも素晴らしく、鋏の動きを見ていても優雅な感じがした。今日は不在だったが、仕事好きな人のようだから、早く復帰されるといいなと影ながら願うばかりだ。
替わりにカットしてくれたのは、いつもシャンプーをしてもらうKさんで、髪を切る許可が出たのが10月中旬という。からっと明るいお兄さんで、格闘技好きというだけあって、マッサージも痛いし、さくさくと仕事をする。美容院は髪を切って貰いながら気を遣うという、リラックス不可能な場所なのだが、そういう私にとっては相性がいい人だ。ただ、11月上旬の今日だと何人切ったのだろう……などと一抹の不安を感じていると、普段よりずっと真面目に、カチカチと切ってくれた。どうですかと言われて鏡を見ると、きちんと感じよく出来ていた。失礼な事を考えて悪かったなと思った。感謝の念で別れたあと、帰り道は来る時よりずっと足が軽くなった気がした。
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